文化財調査
伊豆学研究会は文化財調査をする団体として発足しました。
文化財にはいろいろありますが、おもに古文書を中心に、調査、救出活動を行っています。
現代的課題として、過疎、高齢社会があります。その結果空き家が増加し、それぞれの地域を特徴づける文化財が見捨てられてしまいます。それらを救出して、調査、目録化し、史料の撮影を行ってデータ化を図っています。
危機的な文化財を救うための情報をお寄せ下さい。また、調査に参加してくださるボランティアも募集しております。
文化財調査関連イベント
伊豆市湯ヶ島地区神社棟札調査報告会
平成31年3月9日(土)10:00~
会 場:湯ヶ島地域づくり協議会
神社に残された棟札は木の板に築立や改修のたびごとに神様の名前や経過を記載して奉納したものです。残された棟札を読むと神社の歴史とともに地域の歴史も垣間見ることができます。
伊豆市は土肥町・天城湯ヶ島町・修善寺町・中伊豆町が合併してできた市です。旧土肥町の土肥地区の神社棟札調査は終了し、報告会を行いました。
現在、天城湯ヶ島地区の神社の調査を行っていますが、その中の湯ヶ島地区の調査が完了しましたので、報告会を実施します。調査は神社を管理する地域や神主様、伊豆市文化財保護審議委員会のご協力を得て行ってまいりました。
地域の文化が消えつつあるなかで、文化を残す活動を行っています。これをきっかけに、地域に興味をもってくださる方が増えることを期待しています。なお、今回の事業は、大成建設の助成をいただいて行っています。
文化財レスキュー活動
この上でダブルクリック - 見出しの編集
★現在行っている調査★
調査実績 ―今まで行った調査です―
第Ⅰ次調査 平成15年~18年
第Ⅱ次調査 平成25年~28年
寄付金年賀郵便配分助成事業
仁田家は『曽我物語』に出てくる富士の巻き狩りで有名な仁田忠常を祖とする家で、古文書類が約4,000点ありました。整理して、目録化、撮影画像を有料で配布しております。
平成22年6月~23年11月
古本屋に売り出されていたものを奇特家が一括購入してくれました。
神益中島村(現伊豆の国市神島)の江戸時代の古文書です。点数は多いというほどではりませんが、貴重な文化情報を伝えてくれています。
平成22年10月~24年3月
文化庁助成事業
旧依田家については、建物調査の成果として静岡県指定文化財(建造物)として指定を受けました。
報告書を刊行しました。詳細は「旧依田邸」で検索してください。
報告書 2,000円で配付、完売
報告書概略版(文書目録省略版) 1,000円で配布中
収益は旧依田邸保存活動に使っています。
平成30年から依田邸大人のくらぶ活動古文書勉強会部として継続調査を開始しました。興味ある方はご連絡ください。
平成23年~28年
寄付金年賀郵便配分助成事業
平成28年度 伊豆の国市文化財調査助成金
約4,000点の史料調査終了。
天正18年豊臣秀吉朱印状をはじめ、江戸時代初期の史料が充実。
国学関係の書籍多数あり。
平成27年4月~
文化財救出活動として、保管、調査
静岡大学人文学部日本史教室の支援を得て、いちごすてーしょんにて調査
現在は旧依田邸に史料を移動、青山学院大学とも合同で調査予定
宿泊施設がありますので、ボランティア参加者を募集しております。毎年、何回かに分けて合宿調査を予定しています。
お問い合わせは「お問い合わせ」メールか電話はまちすけへお願いします。
平成27年~28年
湯ヶ島地区地域づくり協議会と協働事業
昭和10年前後のガラス乾板ネガやブローニー、四五フィルムなど約2,000コマ。
当時の社会情勢のわかる写真多数。
画像保管、写真集刊行予定。
お問い合わせは「お問い合わせ」メールかまちすけへお尋ね下さい。
平成27年~29年
伊豆の国市補助金事業
南條の名主家史料。近代教育関係史料が充実。
併せて寺家内田家史料の調査を実施。
伊豆市加殿 小川家旧蔵古文書調査
その他文化財調査
当法人は古文書類の調査が中心ですが、様々な情報を頂いた折々に調査を行っています。
地域の成り立ちや埋もれた文化情報もあるかもしれません。文化財を守る活動を行っています。是非、情報をお寄せください。
調査は厖大な時間と労力、費用を要します。補助金や助成金を受けることもありますが、基本的には手弁当です。資金援助、労力援助など、受け付けております。皆様のお力をお貸し下さい。